リトルニコ爺の手記

わかばだいとかいうハンネでTwitterをやってる人が昔やってたYahoo!ブログから引き継いでリスタートした沼みの深いブログ。

Canonに手を出してしまった話

わかばだいです。若葉台検車区では今日京王9000系の20thアニバーサリーで撮影会やってたらしいですね。僕は行きませんでしたが。2,000円は厳しい。

 

その2,000円で新たなる境地に足を踏み入れました。ここまでFマウントと微量のKマウントでやりくりしていた我が家もとうとうCanonをお迎えする運びに。というのも、そこそこ状態の良い(いやそんなことはない)FL50/1.8が1kだったので買っちゃったんですよね。それでFLマウント初代のFXを一緒にお迎えすることになったわけです。合計2,000円。これと撮影会との二者択一とはなかなか難しい……

 

とにかく、こんなスタンダードセットができました。

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Canon FX + FL 50mm 1:1.8

中の人にとって初めてのキヤノン機(コンデジ除く)なのでいろいろわからなかったのですが、手に取ってみていろいろわかった気がします。

FXの発売は1964年だそうですね。機械式の一眼レフです。面白いのが、外光式非連動の露出計を搭載しているところです。そもそもFLマウントは完全自動絞りではあるものの絞り制御レバー以外に接点がないので、TTL開放測光は不可能です("カニ爪"をつけようにも絞り環がレンズの物体側の方にあるんですよね)。FDマウントでは開放測光ができるように接点が追加されているらしいですね。……キヤノンだってそこそこややこしいやーん。

レンズは50/1.8。NIKKORの50/2より1/3段明るいです。写りは良いらしいので整備して使ってあげたいものですがカラーネガ一本開けるのはどうなんでしょう……明るい方は55/1.2と、NIKKORにもいる性能のスペックの明るいレンズを取り揃えていたようです。

 

1964年の発売ということですが、翌年にはNikomat FT, FSが発売されています。Nikomat FTはTTL開放測光を搭載したミドルレンジ機で、スペックではこちらに軍配が上がります。分割巻き上げができる点とシャッターロックがついている点ではFXの方が優れています。まあFTもFXもなかなか見ないです。FTNやFTQL, FTbあたりは多い印象がありますね。

 

僕としては初めてのスピゴットマウントです。FマウントやKマウントはバヨネットマウントとか言われますが、それらとは違いスピゴットマウントには「マウント面」なるものが存在しません。面白いですね。どちらが使いやすいかといわれてもぶっちゃけ好みだと思いますよ。僕は少なくとも装着ではバヨネットが好きです。慣れてるし。

 

FXくんは5回に1回くらいシャッターが走り切らないし低速は全く切れません。FL50/1.8の方はちょっと大きめの混入物(?)が見受けられます。実用に持っていくにはちょっと時間やらなにやらが必要で……使えた暁には-H Auto 50/2あたりと比較したいものです。(その前にKX + smc PENTAX-M 50/1.4とF2 + NIKKOR-S.C Auto 50/1.4の比較を……)

それにしてもヘリコイドの回転方向がNIKKORPENTAXと逆なのは、しばらくは慣れなさそうですね。ま、そのうち。