お久しぶりです。ずいぶんとご無沙汰してました。
さて、久しぶりに銀塩カメラを買いました。この子。
まずは
— 緑つり革のわ か ば だ い@リトルニコ爺 (@trains_552259) 2020年5月30日
Nikomat FTがあらわれた! pic.twitter.com/4YyFykN9Zc
外食ついでにカメラのキタムラに寄った時にジャンク箱に居たので救出してきました。アタリこそなけれ、シャッター切れないので500円も納得です。FTnの分解(CdSユニットを交換するつもりでいます)の練習にと思って衝動買い。
"Nikomat"といえばだいたいNikomat FTnのことを思い浮かべる人が多いと思います。機械式シャッターの、頑丈な、カクカクした、露出計内蔵の、ガチャガチャ搭載のカメラと完成度が高く使い勝手も良いうえ、なにより出荷台数が多く今でも数多く流通しているので"Nikomat"の代名詞的存在となっているのだと思います(個人的なイメージです)。FTの発売は1965年、FTnが67年、FTnのあとのFT2が75年発売なので、発売期間も長いです。
あとはNikomat ELもいいですね。旧連動で唯一電子シャッターで絞り優先AEが使えます。電子シャッター機なので再起不能の危険性もはらんでいるのは仕方なし。
Nikomat FTは、Nikomat初号機にしてFTnの父にあたるカメラです。FTnはマイナーチェンジ機なので、機能の変更に関係する箇所以外は外装がほとんど変わりありません。変更として分かりやすいのが、FTの方は「ガチャガチャ」がついてないので連動ピン周辺に差異が見られます。あとは軍艦部の露出計窓の上に"N"の字があるかないか。書いてあればFTnです。
詳しいことはそのうち書きたいと思います。
この個体は珍しくシャッターが切れません。がいくらか触って気が付いたのは、「ごくまれにシャッターが切れる」んです。レリーズボタンを押しても(ほとんどの場合)シャッターは切れないが巻き上げるとちゃんとスプールが回転する… シャッターが切れるときに確認したらちゃんとSSも変わっているようで、不思議ですが致命傷ではなさそうです。
…という記事を書いてる間に絞り込みボタン押してレリーズボタン押して巻き上げてを繰り返したらだんだん切れるようになってきました。はい。復活しました。なんなん。壊れてたんとちがうんか。ちゃんとSSも変わってるし多分全速出てます。
発売期間を鑑みると1965-67年の間に販売された個体であることは間違いないと思うのですが、半世紀以上前の普及機が普通に使えてしまう(もちろんOHすることをお勧めします)ので日本光学恐るべし。
上にも書いた通り、使い勝手ではFTnに劣るFTですが、発売年数も短く市場に出回っている個体も少ないので希少価値が高めの機種です。…そんなことより、ファインダー内は汚れたままだし、またシャッターが切れなくなっては困るので、いちおうバラすつもりでいます。F2がいるのでフィルムを通す気はあまりありませんが、機材紹介の記事は書く気でいますのでお楽しみに。
P.S.
2月末ごろから臨時休校していた学校がとうとう再開となります。
自分の高校もオンラインで日ごとに課題が出るので地味に大変でしたね。自分にとって「登校する」ということが学校に対するモチベであり、ひとつの気分転換のような気がします。家だとなかなか勉強のスイッチが入らないんですよね。もちろんオンライン授業の長所もあって今後も有効に活用して欲しいところですが、やっぱり僕は登校したいのです。もちろん「友達との再会」という意味も含めて。
一刻も早い終息と皆様の健康を心から祈ります。